ガラスバッジ(相馬市の場合)
相馬市の場合
(平成25年8月1日現在)人口: 36,229人(男:17,702、女: 18,527) 世帯数: 13,880世帯
相馬市では 乳幼児から中学生、妊婦の計4,135人を対象に平成24年7~9月までの3ヶ月間
、ガラスバッジ(外部から被ばくする放射線を測る装置)による測定を行いました。
昨年(平成23年)10月から3ヶ月間にも同様の測定(4,010人を対象)を行っており、今回が2回目
の測定となります。 昨年度の測定結果はこちら >>
検査方法
●検査時期: 平成24年7月1日から24年9月30日
●受診者: 相馬市民 4,135人
(乳幼児918人、保育園469人、幼稚園140人、小学生1781人、中学生677人、妊婦149人) ●検査機器: 千代田テクノル社製ガラスバッジ
しています。 測定結果は コントロールバッジの示す値(0.54mSv/y)からの追加分であり、
追加の外部被ばく線量を示しています。
結果
▽多くの方の値が去年の結果に比べて減少。市として設定した目標値(1.6mSv/年)を
超える方が、去年81名であったのに対して、今年は16名⋆1。
▽去年に比較し、線量は 平均0.30mSv/y減少し 95.7%の方が去年より低い値となった⋆2。
▽明らかな男女間の差や、小中学校の学年による線量の差はない。やや線量の高い地域
在住の方が、測定結果も高い傾向だが、多くの方が去年に比較し測定値は減少傾向。
▽玉野地区での計測値は 去年より 29%減少し、予測される放射線低減率(16%)を
啓蒙活動が有効であったと考えられる。
▽相馬市が独自に導入した リアルタイム線量計にて、学校内線量が低く維持されていること、
除染の効果は宅地 及び元々の空間線量により ばらつきがあることがわかった。
⋆1 1.6mSv以上を示した方16名の多くは、玉野地区、山上地区、八幡地区など、
線量がやや高めの地区居住。 5名が去年度に比べて値が上昇傾向。
1.6mSv以上を示した方の詳細 >> ⋆2 2年続けて検査を受けられた2,648名中、2,533名(95.7%)が去年に比べ線量が
減少傾向、115名(4.3%)が上昇傾向。
年間推定線量(mSv) 人数 (うち男) (うち女)
(*)1名中学生以上含む。
↑
2011年 10~12月までの3ヶ月間装着
年間推定線量(m㏜) 人数
3ヶ月装着は、その結果を12ヶ月分にするために 4倍、2ヶ月装着は 6倍して表記
事故直後の大量被曝についての言及がないままに、これを見せられれば、これが
2011年の3.11当初よりの積算外部線量と勘違いしてしまいます。
年間推定線量(mSv) 乳幼児 妊婦 幼稚園 保育園 小学校 中学校 計(人)
保育園
年間推定線量(mSv) さくらがおか みなと 相馬 中村報徳 計(人)
幼稚園
年間推定線量(mSv) 磯部 山上 大野 日立木 八幡 飯豊 計(人)
小学校
年間推定線量(mSv) 磯部 玉野 桜丘 山上 相馬 大野
中学校
年間推定線量(mSv) 磯部 玉野 向陽 相馬 中村第ニ 中村第一 計
1m㏜/年~1000μ㏜÷365日÷24時間=0.11μ㏜/時間
平成24年7~9月の3か月装着から
年 0.4~1.6m㏜ の積算外部被曝とされる者は、
1時間当たり 0.108~0.245μ㏜ ということになる・・・
0.4m㏜/年~400μ㏜÷365日÷24時間=0.046μ㏜/時間
1.6m㏜/年~1600μ㏜÷365日÷24時間=0.183μ㏜/時間
コントロールバッジの示す値: 0.54m㏜/年(=0.062μ㏜/時間) ゆえ、
0.046+0.062=0.108 0.183+0.062=0.245
しかし、 ↓
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